鼻あては自分で交換しないほうがいい。2つの理由と3つの解決方法
この記事にたどり着いたあなたは、眼鏡の鼻あてを自分で交換しようと思っていませんか?
・眼鏡を拭いたり何かにぶつかったため、鼻あてが変形した
・長期間放置したせいで鼻あてが変色するなど汚れてしまった
・まつげがレンズにぶつかるのが気になり、鼻あての位置をもう少し高いものにしたい
このような場合は、眼鏡の鼻あてを交換したり、調整するタイミングかもしれません。とはいえ…
「鼻あての部分に少し力を加えれば、針金を曲げる要領で元に戻せるのではないか…?」という考えもよぎります。
いますぐ直したいとか、眼鏡店に行く時間を確保するのが難しいかも知れませんが、自分で交換するのは少しお待ちください。
この記事では、そんなあなたに眼鏡の鼻あてを自分で交換しないほうが良い2つの理由と具体的な3つの状況ごと解決策についてお話します。
鼻あてを自分で交換しないほうが良い2つの理由
(1)破損する危険性があること
眼鏡の鼻あては、部品さえあれば自分で交換することは可能ですが、自分で直すと眼鏡を破損したり、力加減を間違えてフレームが破損したり、レンズにダメージを与えたりする危険もあります。
そうなれば、結局お店に修理を依頼することになるどころか、最悪の場合買い替えなければならないかも知れません。
(2)見え方が変わってしまう危険性があること
また、眼鏡は非常に繊細なアイテムですから、鼻あてがきっちり機能していないだけで眼鏡の位置がズレてしまい、度が合っていない眼鏡をかけているのと同じ状態になります。
眼鏡がズレたまま生活していると、後々、目の疲れにともない視力低下などを招くことも考えられます。
3つの状況別に、解決策を考えてみました
眼鏡の中で鼻あては壊れやすい部分の一つです。
一体どのような原因で破損するのでしょうか。
以下にまとめたので確認してみましょう。
(1)眼鏡を拭いたり何かにぶつかったため、鼻あてが変形した場合
普段から荷物の積み込み作業をする方など、ダンボールをグッと持ち上げた際に衝撃を与えるだけでも少しずつ見え方に影響があるでしょう。
日常からスポーツを楽しむ方なら、ボールやチームの誰かと接触して、気が付かないうちに鼻あてに衝撃がかかっているかも知れません。
対策としては、いま一度、専門店で見え方からチェックすることをおすすめします。
鼻パッドを無料で交換できる場合もありますから、まずは買ったお店に問い合わせてみると良いでしょう。
(2)長期間放置したせいで鼻あてが変色するなど汚れてしまった場合
(写真↑)緑青(ろくしょう)という、鼻あて以外でも見られるサビ
長年使っていると、鼻あての金属部分が徐々にサビなどで劣化していきます。
パーツは腐食している可能性もあり、交換は難しい状況だと言えます。
脆くなるなど破損しやすい状況になるまえに、定期的に鼻あてを交換することをおすすめします。
使い始めてから一度もメンテナンスをしていない方は、一度チェックしてみてください。
また、鼻あては皮脂などを吸収し汚れていきます。
↑こんな状況が鼻パッドを交換するだけで…
見違えるほどキレイに蘇りました!
(3)まつげがレンズにぶつかるのが気になり、鼻あての位置をもう少し高くしたい場合
女性に多いですが、購入した当時は気にならなかったものの、瞬きするたびにまつ毛がレンズに当たることもあります。
この画像にもある通り、専用のテープを使えば鼻あてを修復することができます。
手入れも簡単です。鼻あての専用のシールを貼り付けるだけ。
対面しながら状況を確認し、数種類ある鼻あてから適切なものを選び、丁寧に拭き、シールをしっかり多方向から貼り付ける姿。
このような仕上がりです。
シールで接着する性質上、長持ちはしないのですが、メガネレンズを目から少しだけ離すことで、まつげがレンズに接触することを防ぐ効果があります。
鼻あてが固定されているタイプの眼鏡に有効な対策です。
また、鼻あての汚れが目立つ場合は交換しなくても、掃除するだけで大丈夫。
鼻あてがズレたままになっていたら、目が頑張りすぎてるかも知れません。
鼻あてを交換するタイミングは?
交換のタイミングは、シリコン製の鼻あてだと眼鏡が頻繁にズレるようになったら交換時期だと言えます。
明確な期間は決まっていませんが、明らかに眼鏡がズレやすくなったなどの兆候があれば、すぐ交換することをお勧めします。
早めに手入れすれば、新品のような掛け心地へと変化し。違和感をキレイに取り除いてくれますよ!
まとめ
眼鏡は毎日使うものなので、変化に気づきにくいのですが、こまめにメンテナンスしておきたいですよね。
自分の力で交換できることもありますが、お店にご依頼いただくと、普段は行き届かない箇所のメンテナンスも可能です。
画像にあるように、自分ではどうすることも出来ないような交換や調整だったとしたら、それこそ【目も当てられません】よね。
あなたの自宅や職場の近くに眼鏡店があるなら、プロにお任せしてみましょう。
しっかりメンテナンスして、気分も視界も良好な状態をキープしたいものですね。
記事監修:アイジャパン株式会社 マーケティング本部 コミュニケーションデザイン部 木村 幸生