補聴器の乾燥剤や乾燥機器を使う目的と注意事項について
難聴に悩む人の必需品として、多くの人に使われている補聴器ですが、できるだけ長持ちさせたい場合は、日々のケアを欠かさないようにしなければなりません。
日々の補聴器ケアといえば・・・
その機器のケアとして使われるメジャーなものと言えば、よく専用の乾燥剤が挙げられます。
この乾燥剤は専用のケースに入っており、そのケースの中に一緒に補聴器を保管しておくことで、日々の使用でたまってしまった湿気や水分を取り除くことができます。
またこの乾燥剤は時間の経過とともに色が変化していくので、その色の変わり具合で交換時期を見極めることができます。
このケースに入れるタイプはライトユーザーに多く使われており、機器を使用し始めて間もない初心者の方や日々の生活で、その機器を使う時間が短い方にお勧めできます。
ケースに入れるタイプは2つ
またこのタイプも大まかに分けて二種類ありシリカゲルタイプのものと、カプセルタイプのものに別れます。
シリカゲルタイプのものは色が赤くなったら交換どきで、カプセルタイプのものは色が薄くなったら交換どきになります。
このタイプのものはいろんなところで目にすることができるので、購入もしやすいです。
乾燥に特化した乾燥機器もあります
また更に乾燥に特化したものとして補聴器専用の乾燥機器もあります。
この乾燥機器に乾燥剤を入れることでさらに補聴器が長持ちするようになります。
これは一日中補聴器を使用していて汗や湿気がたまりやすい方、さらに臭いが気になっている方にもおすすめできます。
この乾燥機器は電気で動くので使用するためには電池か専用の電源供給器が必要です。
この機器に乾燥剤を入れスイッチを押し、動かしていきます。
基本的には夜寝る前に外したついでにこの機器を使い乾燥させておきます。
またほかにも乾燥剤を使わず、熱乾燥をおこなう機器もあります。
この機器は直接補聴器を中に入れスイッチを押し熱乾燥を行うものでその乾燥力はとても高いです。
用途に応じて乾燥機を使い分けができます
なので乾燥力を重視する場合は熱乾燥タイプ、臭いの除去と湿気の除去を重視する場合は専用の乾燥機器タイプ、日々の軽めのケアを考えるならケースに入れるタイプ、を選ぶと良いでしょう。
これらの機能の違いを考えながら日々の生活に適したものを考えていくことも大切です。
またそれぞれの値段は安い順にケースに入れるタイプ、乾燥機器タイプ、熱乾燥タイプの順になります。
値段だけで判断するのが危険な理由とは?
これらを選ぶ際にはその機能に注目することも大切ですが、もっとも大事なのが自分に合うかどうかです。
自分の日々の生活に欠かせないものなので、できるだけ快適な生活を送れるように、それらの商品をきちんと見極めなければなりません。
またもったいないからと言って自分に合わないものを使い続けるのも厳禁です。
合わなくなったり、調子が悪いなと思ったら、すぐに別のものに買い替えるか、新しいものに取り換えましょう。
そういった日々のケアに少しだけ気を遣うことで、故障もなく長い期間の使用が可能になります。
一生の付き合いも考えられるものなので、できるだけ大切に扱っていきましょう。
記事監修:アイジャパン株式会社 マーケティング本部 コミュニケーションデザイン部 木村幸生